甘ーいフロランタンとブラウニー

私が大好きなお菓子にフロランタンがあります。クッキー生地の上にアーモンドが乗って溶けたお砂糖でコーティングされた甘—いフランス生まれの美味しいお菓子です。母は趣味でよく私たちにお菓子を焼いてくれましたが、そのなかでも断トツで大好きなお菓子でした。美味しいだけあって材料費もかかるし、カロリーも高いしで母は特別な時に焼いてくれましたが、たまに気まぐれでなんでもない時にも焼いてくれました。そのうちに私も自分でも焼けるようになったのですが、天板一枚分焼いて一口味見すると美味しすぎて止まらなくなってしまうという代物です!今ではインターネットで調べれば作り方がたくさん出てきますし、コンビニなんかにも売っているような身近なお菓子になりました。

フロランタンを直訳してみると「フィレンツェ人」や「フィレンツェの」という意味になるようですが、フィレンツェってイタリアの地名ですよね。実はフロランタンの名前の由来に秘密があるのです。

昔、フィレンツェにカトリーヌ・ド・メディシスさんという女の人がいました。その人がフランスの王家にお嫁に行ったそうです。その時にカトリーヌさんがイタリアのフィレンツェからフランスにフロランタンのレシピを持って行ったのが由来だと言われています。

カトリーヌさんという女性が王家に嫁入りなんてそれだけ聞くとなんだかロマンチックですね。

ちなみに二番目はチョコレートブラウニーでした。

チョコレートブラウニーは甘いモノ好きならみんな大好きなあの四角いチョコレートケーキです。特に私の母は砕いたクルミをいれて焼いてくれたので今でもそれが大好きです。

ブラウニーはアメリカ生まれのお菓子で名前の由来はこのお菓子の色がブラウンだったから、というなんとも簡単な由来です。また他にも由来があって、スコットランドや西洋に広く伝わる妖精ブラウニーと同じ色だったからというものがあります。この妖精は疲れて帰ってきた住人が眠ってしまった夜のうちにお部屋の中を片付けてくれるという優しい妖精です。家にも来てほしいと思います。きっとお菓子のブラウニーのように甘いにおいのする妖精に違いありません。

 フロランタンとチョコレートブラウニーどちらも大人気の美味しいお菓子です。紅茶やコーヒーと一緒に午後のカフェタイムに楽しみたいお菓子ですね。