日本で人気のある外国からのお菓子とその名前の由来
"元々日本には、お茶の文化があり、お茶を楽しむ時の相棒のように和菓子が発達してきた経緯があります。かたや、外国で生まれた洋菓子は、日本のような複雑なバックボ−ンはなくて、おいしくて食されるということで発達してきたものが多いです。貴族社会の中で。独自の発達を経て生まれたお菓子もあります。日本で良く知られている洋菓子にザッハトルテとかシュ−クリ−ムは、日本オリジナルではなくて正真正銘、外国で初めて作られて日本に入ってきたものであります。
まずザッハトルテは、元々が貴族世界の中でスイ−ツ好きがリクエストして出来上がったものです。具体的には1832年に、クレメンス・メッテルニヒお抱えの料理人だったフランツ・ザッハーが考えたものです。時の権力者メッテルニヒの要望に応えたものでありました。当時はザッハーはまだ16歳でしたが、のちにホテル・ザッハーを開業するときに、そこのレストランとカフェを任されたのでした。飲食の世界では、分家したときにどちらが本家か?出して良い商品はどれか?等で揉めることが多いです。ザッハ−三代目の時にレシピのこととか、販売権についてかなり揉めた経緯があります。
日本で売られているザッハトルテは古典的なチョコレートケーキの一種。ザッハートルテとも呼ばれています。チョコレート味のバターケーキを小麦粉、バター、砂糖、卵、チョコレートなどで使って生地を焼いて作ります。そして全体をチョコレート入りのフォンダン(糖衣)でコーティングして完成です。次にシュクリ−ムの名前の由来でずが、完全に和製英語であります。フランス語では「chou ? la cr?me」(シュー・ア・ラ・クレーム)といいます。このフランス語がなまって。「シュ−クリ−ム」になった説もあります。シュ−は、フランス語でキャベツを意味し、生地を結球したキャベツに見立てて「シュー」と呼ぶ。そして小ぶりの小さなシュークリームを「profiterole」(プロフィトロール)という。その乗りで、特に、チョコレート・ソースをかけたシュ−クリ−ムはプロフィトロール・オ・ショコラ(Profiterole au chocolat)となります。これも絶品ですね。
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